お問い合わせ事例⑦-1 『麦わら帽子は冬に買え』(調査・診断報告)
お世話になります。
三河地方や三遠地方を中心に社屋・工場・倉庫などの改修・修繕を行っております河合塗装工業です。
今回からのお話は、投資や帽子の話を、、ではなく
『夏の暑さ対策は冬のうちから』ということをお伝えしたく
投資をされている方には聞き馴染みの格言をタイトルに引用しました。
昨年の夏に実施した断熱塗装の実例を記事にしましたので
暑さ対策に興味がありましたら参考にしていただけますと幸いです。
お問い合わせ内容
「暑さを軽減できる塗装があると聞き、本当にできるなら検討したい。」
とのお問い合わせをいただき、屋根に断熱塗装をさせていただくこととなりました。
詳しくお話をうかがいますと
お問い合わせをいただいた5月の時点で既に暑さで困っているとのことでした。
この建物のメンテナンス歴は前任者しかご存知ないとのことで、あわせて建物全体の劣化の確認も行いました。
調査
工場の事務所棟の屋根
調査箇所:屋根の上、事務所棟全体
調査時間:60分程度
金属製の建材は耐久性が長所ですが、陽が当たることでかなり高温になってしまうという短所があります。
診断報告
まず、このお建物には屋根や外壁をはじめ全体的に金属製の建材が多用されていること
加えて1日中 日陰に入ることのないほど日当たりの良い立地であることから
日中このお建物は高温になった金属で囲まれている状態になるとお考えください。
そして、屋根や外壁の内側には断熱材が入っていると思いますが
高温化した屋根などから伝わる熱で室温が急上昇しないよう影響を緩やかにしてくれる反面、
その熱を断熱材内に蓄えてもしまいますので
極端な表現かもしれませんが
『室内がとても暑くなるのは、熱々の金属で囲まれ保温機能までついているのが原因』
と考えていただいてよいかと思います。
実際に壁を剥がして断熱材の有無を確認した訳ではありませんが
日没後も変わらず暑いというお話もいただきましたので間違いないかと思います。
では、塗装でこの暑さを軽減できるかどうか ですが
原因の根本となっている屋根などの金属製建材の高温化を抑えることが必要となりますので
そのような機能を持つ塗料を使用した方法を軸にご提案をさせていただきたいと思います。
また、屋根や他の箇所に不具合や劣化の兆候がみられました。
特に劣化進行していましたのは屋根材を固定するための留め具のサビです。
一部でステンレス製の留め具に取り替えられている箇所がありましたのと
屋根の裏面など他の箇所に部分的に雨が入っていたような痕跡がありましたので
もしかしたら過去に雨漏りが起きていた可能性も考えられます。
念のため、雨漏り予防やサビ予防なども併せてご提案させていただきたいと思います。
実際に当社の職人も昨年は4月から空調服を着用しており
年々増していく気温の上昇を考えますと、
本当に冬のうちから検討していただいたほうがよいぐらいの環境になってきたかと思います。
次回の記事では、暑さ対策を中心に提案させていただきました内容を紹介したいと思います。
次回記事:お問い合わせ事例⑦-2 『麦わら帽子は冬に買え』(施工提案)
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参考記事:調査・診断の流れについて
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