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お問い合わせ事例③

現場ブログ 2023.09.19 (Tue) 更新

お世話になります。

三河地方や三遠地方を中心に工場塗装や倉庫塗装などの改修・修繕を行っております河合塗装工業です。

 

今年はまた一段と暑く、まだまだ残暑も厳しい頃ですが

室内環境の改善についてお問い合わせをいただきましたので、ご紹介いたします。

 

 

 お問い合わせ内容 

夏季は室内が暑くなりすぎて困っています。予算にも限りがあるので塗装だけで改善できませんか?

 

 調査 

ドローンでの屋根調査、温度計測を実施。

調査箇所:屋根・室内

調査時間:60分程度

もともとは倉庫だった建物を、そのまま運動教室として利用しているとのことでした。

断熱材もなく、相当に暑い思いをされているのが分かります。

 

サーモカメラでの温度確認。午前のうちから屋根が高い温度になっているのが分かります。

 診断報告 

屋根の裏側に断熱材がなく天井板も貼られていないため、屋根が受けた熱がそのまま室内へ影響している考えられます。

また、周囲の建物が高く距離も近いため風通しが悪く、熱が籠もりやすい環境となっています。

そのため、塗装であれば、太陽熱に限らず外気温からの影響を軽減する塗料が好ましいと思われます。

屋根上の堆積物が多く、入念な洗浄作業が必要な状況ですが、洗浄中に周囲への飛散が懸念されるため

足場で建物を囲い、飛散防止のためのネットを設置する必要があります。

また、雨樋に流れた堆積物によって詰まりがあります。

 

 

 ご提案  

プラン①:断熱塗料での屋根塗装

  なるべくご予算に近い範囲でできる方法ですと、断熱塗料での屋根塗装をご提案いたします。

  本来であれば、建物全体の塗装や、窓まわりや建物の隙間を塞ぐ工事も行なったほうがよいですが

  状況的に屋根材の劣化が著しいため、屋根材の調整のほうを優先する必要がありそうです。

  そのため、屋根素材に浸透させる塗料と、以降の吸い込みを防ぐための塗料で、最低2回は下塗りをする必要があります。

  その上で、断熱塗料も2回に分けて重ね塗りを行う予定です。足場工事や洗浄を含め、約10日程度の工期を想定しています。

 

プラン②:遮熱塗料での屋根塗装

  ご予算内に収める方法としては、遮熱塗料での屋根塗装となります。

  プラン①と同様に、他のご提案はあ武器ますが、足場工事や洗浄、屋根材の調整は必要となります。

  断熱塗装と比較しますと、遮熱塗装の室温上昇の軽減効果は下がってしまうかと思われます。

  そのため、ご期待に添えるほどの効果が得られない可能性があります。

 

 

このような暑さを軽減したいというご要望で、塗装をご検討いただいたのは塗装屋として嬉しい気持ちではございましたが

建物自体の劣化を考えますと、ただ断熱塗料を塗るだけというご提案ができず、申し訳ないご提案となりました。

ちなみに、洗浄や下処理を怠りますと、せっかくご予算をかけてもらった塗装が早期に剥がれてしまったり

屋根が傷んで弱ったままでは、また別の問題が起きてしまう可能性があるため、必要な工程としてご提案いたしました。

 

余談にはなりますが、室温上昇をより効果的に抑えていくには、屋根塗装だけでなく建物全体の熱源を断つ必要があります。

塗装した面は断熱が効いていても、建物の隙間から外気が入り続けてしまう状況では大きな改善は得られません。

それでも、天井が暖房のようになっていた状況が変わるだけでも、空調費を下げられるかと思いますので

限られたご予算の中も最大限効果が出るようにご提案をさせていただきます。

 

 

まずはご質問・ご相談だけでも、お気軽にお問い合わせください。

大規模修繕に限らず、些細なお困り事でもご相談ください。

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