お問い合わせ事例⑦-2 『麦わら帽子は冬に買え』(施工提案)
お世話になります。
三河地方や三遠地方を中心に工場塗装や倉庫塗装などの改修・修繕を行っております河合塗装工業です。
前回記事:お問い合わせ事例⑦-1の続きです。
今年もまもなくやってきます、夏の暑さ。
長く長く続く連日の猛暑に対して有効な対策の1つとされています
『屋根の遮熱断熱塗装』
昨年の夏、こちらを施工させていただいた時の話を前回記事から続けて紹介しています。
施工提案
❶ 塗装・塗料の提案
このお建物内の暑さの原因となっている屋根などの高温化を抑える方法として
『遮熱塗料』や『断熱塗料』とよばれる塗料での塗装を提案したいと思います。
一般的に修繕やメンテナンスで使用されている塗料と比べ
太陽光に含まれる熱(赤外線)の反射効率を高めた遮熱機能や
内部などに熱を伝えにくくする断熱機能を有した塗料での塗装です。
そのほかの方法としては、屋根や外壁を重ね貼りするカバー工法などもございますが
本来の修繕用途としては、まだカバー工法でないと対応できない程の状態ではありません。
また、暑さ対策のためだけに行うのでは割高な方法になってしまいますので
まずは塗装での暑さ対策を試していただいたほうがよいかと思います。
※この現場で使用した断熱塗料『GAINA』メーカーHPから引用
❷ 施工範囲の提案
・ 屋根 ・
現状各所でサビが出ていることや屋根材の元々のコーティングが劣化していましたので
どちらにしても塗装をしていただいたほうがよいタイミングでもあります。
暑さ対策としても、屋根は1日中 太陽からの熱を浴びている状況ですので
遮熱塗装や断熱塗装を試していただくには一番効果的な箇所とも言えます。
・ 外壁 ・
外壁にはガルバリウム鋼板とよばれる自然劣化をしにくい金属板が使用されており
部分的にキズや白サビなど気になるところはございますが
全体的には今すぐ塗装をしてくださいという程の劣化状態ではありませんでした。
暑さ対策としては、外壁も一緒に塗装されたほうが より効果的ではあります。
❸担当者がおすすめをした施工プラン
・ 屋根:断熱塗装とサビ止め塗装 ・
なるべく予算を抑えたい場合には、遮熱塗装という方法もございますが
このお建物の場合、周辺に農耕地が多く、とても風通しがよい地域でもありますので
遮熱塗装をした面に土埃が堆積してしまいますと、遮熱(熱反射)が不十分になってしまう恐れがあります。
そのため、このような環境にも左右されにくい断熱塗装のほうが有効かと思います。
また、塗装の本来の役目である保護も行っておきたいですので、下地にサビ止めの塗装も行えたらと思います。
・ 外壁:遮熱塗装または見送り ・
外壁は時間帯によって日陰になる面もございますので
まずは常に陽の当たる屋根を優先にご検討いただき、外壁はそれ次第でもよろしいのではと思います。
その上でもし、外壁にも暑さ対策塗装をご希望であれば、外壁には遮熱塗装でいかがでしょうか。
ご相談の結果
屋根に断熱塗装を採用していただくこととなりました。
外壁は屋根への断熱塗装後の成果や今後の劣化推移をみながら機会を改めることとなりました。
余談ですが、塗装で暑さを軽減しようとする場合、
決して塗料の性能だけで成果の良し悪しが決まるわけではないことがポイントとなります。
改善したい問題、建物の作り、劣化状態、周辺環境など様々な条件から総合的に判断し
より高い効果が得られるよう、工事内容や塗料の選定をしっかり行ってこそとなります。
言い換えれば、とりあえず遮熱・断熱の塗料を塗りさえすればよい とも限りませんので
相談だけでも結構ですので、お問い合わせいただければお力になれるかと思います。
次回記事予定:お問い合わせ事例⑦-3 『麦わら帽子は冬に買え』(断熱塗装での施工)
まずはご質問・ご相談だけでも、お気軽にお問い合わせください。
大規模な修繕に限らず、些細なお困り事でもご相談ください。
※お電話で直接お問い合わせいただいても結構です。
前回記事:お問い合わせ事例⑦-1
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